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  • 2007.09.09 Sunday
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「シグルイ」を読むべし!!

評価:
南條 範夫,山口 貴由
秋田書店
¥ 580
(2004-01-22)
夏フェスや仕事の忙しさを口実に、更新を凍結しておりましたが、久しぶりに骨のある作品に出会ったので、ひとつご紹介致します。

「シグルイ」

作者は、「覚悟のススメ」の山口貴由といえば、ピンとくる方も多いのではないでしょうか。表紙が良い。やらかしてますね〜。誰になますにされたのか、ふんどし一丁、血がしたたる隻腕の剣士が描かれております。内容は、そのとおりグロが炸裂しております。

徳川家光が将軍の寛永6年。
家光実弟・徳川忠長面前で行われた、駿府城内での真剣による御前試合。

その最初の対戦が、この表紙に描かれた片腕の剣士・藤木源之助と、盲目にして跛足の伊良子清玄によるもの。ただでさえ決着までに血をみることが必死の真剣勝負。骨を断てない隻腕剣士と、相手の皮をきることがままならない盲目の剣士では、凄惨を極めるであろうことが容易に予想されます。お互いが、剣を構えた瞬間、物語はこの二人の血みどろの過去にシフトします。はたして、血塗られた組み合わせの因縁は、そして勝負の行方は……。
「死狂い」……人間同士が命をかけて向かい合う姿はかくも美しく、壮大な物語になるものかと痛感させてくれる一品です。

南條範夫原作の「駿河城御前試合」では、34頁の短編「無明逆流れ」が、天才・山口の手によって壮大な脚色がされて届けられた幸福をかみしめて、本日謹んで再読しようと存じます。



エヴァンゲリオンDVDボックス……今年の夏は、引きこもり決定!?

評価:
GAINAX,庵野秀明,緒方恵美,三石琴乃,山口由里子,林原めぐみ,宮村優子,貞本義行
キングレコード
¥ 21,549
(2007-08-01)
あれこれ全部入った、DVD BOXが出ますな。

これは、買う!

いろいろ書きたいけど、それはまた今度。

「デトロイト・メタル・シティ」の兄貴的マンガについて

評価:
八木 教広
集英社
¥ 650
(2007-02)
天使のようにきれいな心をもつ高校生・北野誠一郎。しかし、そのピュアさとは裏腹に、眉毛はうすく、寝癖のひどい髪はポマードでビチッとオールバック。さらに生来の色白さに加え、目の下のくまのせいで、麻薬中毒者にしか見えない。そんな彼が、転校先で良いことをしようとする度に行動が裏目に出て、結果、番をはり、不良を従え、特別生活指導の先生を送り込まれ……。

私が中学生のころに、月刊少年ジャンプで連載していたマンガです。
文庫化していたので、思わず購入しました。

『主人公が大きく誤解されて、おかしなことに巻き込まれていく感じ、最近どこかでみたことがあるな……。おお!「デトロイト・メタル・シティ!」』

という感じで、「はっ!」としまして、2つのタイトルを並べて検索してみると、結構指摘してありました。さすがに、「エンジェル伝説を知る人は気づいていたか!」という感じです。一方、「デトロイト・メタル・シティ」のみで表示されるページには、なかなか両者を関連づけている人がいないようです。
「デトロイト・メタル・シティ」のクラウザーさんが人生に翻弄される感じが好きな方は、この親戚のお兄さん的マンガも、オススメです。

LOST IN TIME『さぁ、旅を始めよう』

評価:
LOST IN TIME
UK.PROJECT
¥ 2,520
(2007-03-02)
少し前になりますが、5月19日の日比谷野外音楽堂でのLOST IN TIMEのライブにいってきました。
5月とはいえ、やはり夜は寒かったのですが、逆に感覚がするどくなり、一音も聞き逃すまいという感じて集中して楽しめたライブでした。

さて、なぜ今更このライブについて記すかといいますと、本作に収録された『まだ故郷へは帰れない』がセットリストにあったことを、高橋まこと氏の本を紹介しているときに思い出したのです。

この曲を聴いて、何も感じない地方出身者はいないと思いますが、なにより次のエピソードが思い起こされる訳です。すなわち、氷室京介が田舎に帰ろうと考えていたときに、偶然もらったチケットで行った、日比谷野音でのRCサクセションのライブ。これを観て、ヒムロックは思いとどまり、今に至るわけです。二重の意味で、この日野音でこの曲が聴けて良かったと思ったことは、忘れぬうちに記しておかねばと思った次第です。

同じようなBOΦWYファンがいらっしゃったら、LOST IN TIME、オススメです。

BOΦWY解散から20年

評価:
高橋 まこと
マーブルトロン
¥ 1,680
(2007-04)
元BOΦWYドラマー・高橋まことによる自伝。

『サラリーマン、教師、医者、タクシー運転手、ウェイトレス』……平凡な我々に向けて書かれた書ということですが、内容は濃いです。音楽にのめり込んでいった少年時代から、偶然ともいえるBOΦWYへの加入、数々の別れと出会い……高橋さん自身も、普通じゃない人だったのだということがわかります。氷室京介と、布袋寅泰と、松井常松と高橋まこと。本当に、このメンバーだったから、あの楽曲、あのライブがあったのだということを感じずにはいられません。

1987年12月24日の渋谷公会堂、本当に解散を宣言するかどうかは最後まで決まっていなかったそうです。最後の最後、氷室京介が解散宣言しようかどうか、本当に決めかねており、自ら解散を切り出した布袋は、そんな氷室から目をそらして必死にこらえている様子はDVDを観た人ならわかるはず。

本書によれば、そのとき、氷室には布袋が笑ったように見えたそうです。

このとき氷室が勘違いしなければ、もしかしたら……。

とりあえず、BOΦWYファンならば、迷わず読むのが良いです。

プロレス最強伝説について

評価:
柳澤 健
文藝春秋
¥ 1,890
(2007-03)
『本気で闘えば、どの格闘技よりもプロレスこそが強いのだ』

仲間であつまっては、プロレスの話していた学生時代。仕組まれた試合ということは、大原則として理解つつも、日々鍛錬に励むレスラーの日常を知る私は、このことを信じて疑いませんでした。

しかし、総合格闘技がメジャーになってから、それらの試合に登場するプロレスラーは、大半が無惨な姿となって、他の格闘技に破れているのもくつがえせない事実です。

この大いなる謎を解く鍵は、1976年のアントニオ猪木が行った4試合にありました。
この年の猪木は、従来のプロレスから、狂気にかられたようにリアルファイトに転向していきます。その結果、我々はどこまでが現実で、どこまでが虚構かわからなくなってしまったのです。

ジャイアント馬場に対するルサンチマン、猪木の対戦相手となる選手の背景、試合をとりまく細かな環境解説、関係者の息づかいが聞こえてきそうな心の動き……。綿密な取材には、驚くばかりです。

猪木とは何か、プロレスとは何か、それを知るために書かれた本書。必読です!

どうやら、『1976年のアントニオ猪木』につくられた檻に、我々は閉じ込められているようです……が、本書を読み終えてもなお、東三四郎ばりに、ブレンバスターを決めてくれるプロレスラーが登場してくれることを、私は期待してやみません。

1分半劇場 根津サンセットカフェ Vol.3

評価:
倉科カナ,片桐仁
TCエンタテインメント
¥ 2,100
(2007-04-25)
1分半で完結するミニ・ドラマの第3弾。

ラーメンズ・片桐仁と、倉科カナ(ミスマガジン)が、それぞれ喫茶店の店員ジン、店長カナとして登場。

1話1話が本当にあっという間で、ついつい何度も観たくなる中毒性があります。

すかっと晴れた休日、窓を全開にして、ときどきふきこむ風を感じつつ、ぼーっとDVDを観るのもいいもんです。そんなときに、おすすめの1枚です。

「COWBOY BEPOP 天国の扉」について

CONTINUE」27号の特集が「交響詩篇エウレカセブン」であり、全放送回のタイトルなどがまとまっていた。
各話のタイトルに、有名ロックアーティストのタイトルが使用されていたり、用語に「リフ」などが登場しいたため、ちょいと気になりTSUTAYAへいったがすべて貸し出し中だったため別の作品を借りることにする。

大好きな田中邦衞を再研究するため、「北の国から」に手が伸びつつも、これでは時間がいくらあっても足りない(=1つ借りると全部観てしまうまで睡眠時間などを費やす)と考えたため、中止。

「エウレカセブン」を観ようと思った同期になったキーワード「SF」、「音楽」、「アニメ」をキーワードに、ショットで観れるものを探す。

そういう訳で、「COWBOY BEBOP 天国の扉」。

これは、WOWOW で放送されていたアニメ作品の劇場版。ハードボイルド(とはいえアニメなので、雰囲気ですが)かつ、ジャズを中心に良い音楽が使われていたので、シリーズ放映時はずっと観ておりました。ミステリィと音楽好きという方には、入りやすいです。

物語の設定は、未来。ウィルスによるテロを起こそうとする男と、その男にかけられた賞金を狙う賞金稼ぎたち。
データ上は死んだことになっている男は、自身のみが免疫をもつウィルスを用いてテロを起こそうとする。このウィルスを用いて世界規模のテロを起こした場合、生き残るのは自分ただ一人であり、それは即ち人としては死と同様であるはず。それにもかかわらず、何故彼はテロを起こそうとするのか。

かつては、「ブレードランナー」で語られた、「荘子の夢」の話に象徴される人間にまつわる重大なテーマ。目をみはるアクションシーンや、アニメーションならではの戦闘機の派手な空中戦でくるまれていますが、本作の根底にはひとつの大きな謎が掲示されております……。

「サラリーマンNEO」について

4月から天下のNHKでレギュラー化された「サラリーマンNEO」。

番組開始以来、毎週観ているのですが、実は過去数度にわたり、特番で放送されていたようです。その特番がパッケージになり、4月19日に発売されておりましたので、遅ればせながら購入。週末、観ました。

「会社の王国」では、サラリーマンの知られざる生態が記録されたVTRをもとに、その奇妙・不可解な行動を研究家扮する生瀬勝久が解説。
サラリーマン語講座では、社会人が陥りやすいシチュエーションをうまく切り抜けるための用語を、NHKの伝家の宝刀である外国語講座風に教えてくれます。
他にも、有名企業の社食を紹介してくれる「世界の社食から」、ニュース番組風にサラリーマンの哀愁を取り上げる「NEO EXPRESS」など、様々なコントが収録されています。

普段は、特殊なサラリーマン社会に属するため、実体験というよりは、こんなおかしなことがあり得るのかと感じました。おそらく、どんな仕事にも理不尽なルールがあり、それは俯瞰してみるとたいそう滑稽なのでしょうね。



いろいろ問題が報道されるNHKですが、もしかしたら内部にはすでに変革のための化学反応がおきつつあるのかもしれません……。

「茂木淳一のバーチカル・ドロップ」について

茂木淳一による4時間生放送が、いよいよはじまります。

「バーチカル・ドロップ」

TOKYO FM で、まもなく!
25時から!

4時間!?

……。

みなさん、聴きましょう。
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